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進化する自動車の先進安全装置

  • 執筆者の写真: office138
    office138
  • 2021年1月24日
  • 読了時間: 2分

精神疾患の労務トラブル
進化する自動車の先進安全装置

Q:自動ブレーキなどの先進安全装置がついていれば、数年前の中古車でも安全なの?事故の発生率も下がるの?






A:先進安全装置は、センサーの性能向上や情報処理能力の向上によりまさに日進月歩です。新しい車の方が歩行者の認識率等が高まり事故防止能力は高くなります。

(1)自動車の先進安全装置は日進月歩

 自動車メーカーは最近では走行性能や燃費性能よりも安全性能に力を入れています。燃費性能は頭打ちとなっていますが、安全性能はセンサーの性能向上や情報処理能力の向上によりまさに日進月歩なのです。


 そうしたなか政府は2021年11月以降に販売される新型車について、先進安全装置の一つである衝突軽減ブレーキ(=自動ブレーキ)の装着を義務化します。この義務化については世界中で進んでおり、欧州では2024年前半以降に義務化予定となっています。


 その安全性能を客観的にテストし評価しているのが、独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)です。NASVAは自賠責保険などの国の運用益事業によって実施されています。

 ※出所:JNCAPのホームページより


 自動車に対して安全の評価を行っていてホームページでも結果を公表しています。それが、自動車アセスメント(JNCAP)です。「衝突安全性能評価」と「予防安全性能評価」の2つのテストを行って評価します。


(2)衝突安全性能評価

 衝突安全性能評価は、衝突時の安全性能について、乗員保護性能、歩行者保護性能及び、シートベルトの着用警報装置など、それぞれの評価を行います。この衝突安全性能評価で100点満点中82点以上を獲得すると「ファイブスター賞」が授与されます。


(3)予防安全性能評価

 もう一つが平成26年度から実施された衝突被害軽減ブレーキをはじめとした最新鋭の運転支援システムの評価を行う予防安全性能評価です。このテストを実施し、最高評価となったクルマにはASV+++(エーエスブイトリプルプラス)が授与されます。


(4)車を購入する際、安全性は何を基準にする?

 したがって「ファイブスター賞」そして「ASV+++」の両方を獲得したクルマが本当の意味で安全なクルマです。このような先進安全装置が装備されている車は、装備されていない車と比較して事故の予防効果は高くなります。最近は、軽自動車でも安全性が向上しており「ファイブスター賞」と「ASV+++」を獲得している車も存在します。

 下記のホームページで各メーカー自動車の安全性を確認できます。ご参考にしてください。



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