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自転車走行中トラックに当て逃げされた

  • 執筆者の写真: office138
    office138
  • 2021年1月17日
  • 読了時間: 2分

精神疾患の労務トラブル
自転車とトラック事故・当て逃げ

Q:自転車走行中にトラックに当て逃げされた。相手からの補償は受けられないの?

 自転車で走行中、トラックが後ろから追突し当て逃げされました。自転車は車輪が歪んで、私も2週間の打撲の診断です。相手トラックのナンバー等は分らず、付近に防犯カメラ等もない状態です。相手からの補償は受けることができないのでしょうか?


A:警察の捜査等により相手が特定されれば、相手(自賠責+任意保険等)から補償を受けることができます。相手が特定されない場合でも、ひき逃げに遭った場合は、政府の保障事業にご請求いただく政府・保障事業制度があります。

(1)ひき逃げの警察の捜査

 「ひき逃げ」とは、道路交通法の救護義務に違反することで、人身事故を起こした運転者が、けが人を救護することなく事故現場から立ち去ることです。過失によって人身事故を起こし救護義務に違反したケースでは下記の刑罰が科されます。

 被害者が重傷または死亡したケースでは、確信犯(故意)であることが多いため、逮捕される可能性が高いです。


 ただし、死亡やケガなどの人身がなく物損のみの場合は、ひき逃げに比べて民事で解決されることの多い当て逃げの犯人が見つかる可能性は低くなります。物損の場合、警察は十分な捜査をしてくれません。


(2)相手が特定されなかった場合の政府の保障事業とは

 政府の保障事業とは、ひき逃げされて相手の車が不明の場合や、自賠責保険(共済)をつけていない自動車(無保険車)が加害車両となった場合、負傷したり死亡したりした

 被害者は、基本的に自賠責保険(共済)では救済されません。このような被害者で、加害者側から賠償を受けられない場合などには、政府の保障事業に請求することができます。


 詳しくは、損害保険料率算出機構が開示している「政府の保障事業のご案内(右図)」をご参照ください。政府の保障事業に請求できる損害の範囲や請求方法などを分かりやすくまとめています。


(3)自分に適用される保険の加入状況を確認する

 ご自身が加入している保険が適用されるかどうかを確認することをお勧めします。特に自動車保険に歩行中等の交通事故が適用できるようになっていれば、相手から受け取れるはずだった賠償保険金を受け取れる可能性があります。

  • 自動車保険  ⇒ 歩行中等の交通事故が適用できるオプションを付けている場合

  • 傷害保険  ⇒ 死亡の場合、もしくはケガをして入通院がある場合

  • 交通障害保険 ⇒ 死亡の場合、もしくはケガをして入通院がある場合

  • 生命・医療保険 ⇒ 死亡もしくは入院の場合

など・・・


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