自転車のルール違反にも罰則があるの?
- office138
- 2021年1月18日
- 読了時間: 2分

Q:自転車のルール違反にも罰則があるの?
A:道路交通法を無視した運転をした場合は違反となり、罰金や罰則も規定されています。人身事故になってしまった場合には、億を超える高額な損害賠償が発生するケースもあります。
(1)道路交通法違反に対する罰則
道路交通法では自転車は軽車両とされています。よって、自転車も道路交通法に違反してはいけません。道路交通法違反には、罰金や罰則も定められています。
改正道路交通法(2015年6月1日施行)により、悪質な違反を繰り返す運転者には講習が義務化されました。対象者は14歳以上で、受講命令の要件となる違反行為を3年以内に2回以上反復して行った自転車運転者に対して、公安委員会から自転車運転者講習の受講命令が発せられます。受講命令に違反した場合は、5万円以下の罰金となります。
(2)人身事故の高額損害賠償
自転車で人をひいてしまい死亡事故となった場合、被害者に対する賠償義務が発生します。
死亡事故の賠償額は、高額になることが多く億を超えることも珍しくありません。更に、道路交通法違反を起こしていた場合には責任が重くなります(過失割合が高くなる)。重過失致死傷罪等の刑事罰も課される可能性があります。
大阪では自転車保険への加入が義務化されています。義務の問題ではなく、自転車保険は必須の保険といえるでしょう。
Comments