コロナ禍での従業員の出社拒否への対応

コロナ禍の出社拒否

Ｑ：従業員がコロナ禍に出社拒否しました。出社命令を強制することはできますか？

Ａ：緊急事態宣言により業務が行えない場合は、出社命令の強制はできません。それ以外で会社が十分に感染拡大の対策を行っている場合は、出社命令が可能です。その出社命令に従わない場合は懲戒処分も検討可能です。

　補足です。法律上、従業員は会社と労働契約を交わしています。そのため、従業員は会社に対して労務を提供する義務を負っています。よって、合理的な理由なく従業員が欠勤する場合には、会社は従業員に出社を命じることができます。従業員がこれに応じない場合には、その態様によっては懲戒処分を行えます。